最近見た中ではベストかもしれない実話ベースの映画「グリーンブック」
これは黒人ピアニストのドン・シャーリーが運転手兼ボディーガードのイタリア系アメリカ人のトニー・ヴァレロンガと
特に黒人への人種差別が強かったアメリカ中西部をツアーで回るという話し。
Don Shirley plays *How High The Moon” – 1955 TV program
ドン・シャーリーは小さな時からクラシックピアノを習った当時ではかなりのインテリ。
その振る舞いもザ・ピアニストといった感じなのですが、ツアー先ではありとあらゆる人種差別を受け、それを酒でごまかす一面も。
トニー・ヴァレロンガの方はNYのナイトクラブで用心棒を務めるほどの腕っ節で、当初は黒人嫌いだったのですが、仕事だからと仕方なく始めた運転手からドン・シャーリーのピアノを聴いて一目置くようになり、更に旅先で今まで見たことのないような黒人への人種差別を見て心が入れ替わってくる。
実話ベースなので、本当なのでしょうが、あるレストランではドン・シャーリーが演奏者でもあるのに関わらず、トイレは使うなとか、食事はここでは出来ないとか理不尽なことが多々ある。
アメリカならではの根深い人種差別の問題は度々映画になっているし、最近ではBlack Lives Matterという運動もありましたよね。
日本人が日本に住んでいると人種差別の問題って人ごとみたいですが、海外に行くとたまに嫌な思いをすることがあります。
人種差別ではなくても、人には偏見っていうものが少なからずあると思います。
男だからとか、女だからとかだって立派な偏見。
偏見をなくすのは難しいです。
それが人間でもありますからね。
ちなみにグリーンブックとは、黒人旅行者のための旅行ガイドブック。
それだけ白人と黒人が分けられていたってことです。
個人的にはドン・シャーリーを演じたマハーシャラ・アリのキャラクターが好きでした。
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