普通に生活していても太陽のありがたみは分かります。
特に梅雨とか、雨が続いた時とか、久々に太陽がサンサンと照り、その温もりを感じた時に
太陽は偉大だなと感じます。
その究極を求めたのが探検家の角幡唯介という男。
世界には半年も太陽が出ずに暗闇に閉ざされた土地があります。
そこで極夜と呼ばれる暗闇を体験した後に太陽を見た時、人間はどんな感情になるのか?
まさに究極の探検をまとめた「極夜行」を読みました。
氷点下40度という想像もできない世界での犬との探検。
4年をかけてストックした食料がことごとく白熊の餌食となた時の絶望感。
そして、死を感じさせるブリザード。
本になっているので、最後は助かるんだろうなというのは分かりますが、
読んでいて息が詰まるような探検です。
角幡唯介さんは他にもチベットのツアンポー峡谷に挑んだ話が本になっています。
堅苦しい冒険本ではなく、遊び心もある文章なので読みやすいです。
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