【訃報】グレッグ・ノール

6月28日、ビッグウェーブのパイオニア、グレッグ・ノールの訃報が届きました。

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グレッグ・ノールのサーフィン人生

1937年2月11日にサンディエゴで誕生。

1950年代に最も影響力を持ったサーフィンのパイオニアであり、起業家の一人に数えられている。
3歳の時、家族でロサンゼルスのサウスベイに移住、11歳でサーフィンを始める。
マンハッタンビーチ・サーフクラブのメンバーとなり、デイル・ベルジーからボードシェイピングを学び、ロサンゼルス郡のライフガードとしても活躍した。

1954年、17歳の時にハワイに渡った。
最初はオアフ島のマカハから馴染み、その後ウエストサイドの大きくてチャレンジングな波に挑んだ。

「マカハでの初期の数年間は私の人生のハイライトのひとつだよ」 と1989年に出版した自叙伝『Da Bull: Life Over the Edge』の中で書いている。

「私たちが住んでいた四角い小屋からはポイントがすぐそこに見えた。その頃の日常生活はサーフィン、ダイビング、釣りが中心だったね。波がない時は釣りやダイビングをする。波があればサーフィンをする。学校は二の次…いや三の次。平均して週に2、3日だけ通ったかな。それだけで十分だった」

57年の冬になると焦点はノースショアに移り、大きな日のワイメアやアウターリーフで運命に挑んだサーファーの第一人者になった。

1957年11月7日、ワイメアベイで初めてサーフィンをした一人として記録され、後世のビッグウェーブチャージャーたちにワイメアベイを広めた。
後にシールビーチのライフガード、ハリー・チャーチが彼よりも先にワイメアで波を乗ったことが知られるようになったが、それでもグレッグ・ノースはパイオニアの一人として記憶されている。

グレッグ・ノールのサーフィンビジネス

グレッグ・ノールはサーフィンビジネスにも関わっている。

初期にサーフフィルムを次々と制作。
ロサンゼルスに戻った後、1965年にはハーモサビーチに20,000平方フィートのノル・サーフボードの工場を開設。
価格表や広告のデザインにリック・グリフィンという若いアーティストを起用、一時は週に200本以上のボードを生産と大成功を収めたが、1971年に事業は終了した。

その後はノースカリフォルニアの海岸の近くに移住。
漁師として働きながら、晩年まで精巧な木製のサーフボードを製作し続けた。