北村写真機店でオールドレンズ【Nikkor 5cm F2】を購入した話

ショッピングモールなどでよく見かける「カメラのキタムラ」のフラッグシップ店?
まるで代官山にあるようなシャレオツなお店「北村写真機店」が新宿にオープンしたのは2020年7月。
コロナ禍の真っ最中。

ずっと行きたかったこのお店に2020年11月に行ってきました。

目的はα7 IIIで使用するオールドレンズの購入。
オールドレンズとは、所謂昔のレンズ。
何十年前のレンズで基本AFが使えないけど、味がある写真が撮れる。
フルサイズのミラーレス、α7 IIIがオールドレンズとの相性も良いと聞いていたので、以前から興味があったのです。

「カメラの歴史=オールドレンズの数」

それこそ数は膨大で値段もピンキリです。

色々検索してネットでお手頃なレンズをまずは購入してみようかなと考えていたんだけど、
どうせなら一度お店で試したい。

それなら良い機会だから「北村写真機店」に行ってみようという運びでした。

オールドレンズ初心者のレンズ選び

普段AF(オートフォーカス)の望遠レンズがメインの自分は完璧にオールドレンズ初心者。
手も足も出ないし、MFでさえ使った記憶がない。

素人なりに調べところ、以下の3つ。

・Nikkor
・rokkor
・supert takumar

ニコンの前身であるNikkor、ミノルタのrokkor、ペンタックスのsupert takumarなどが値段的にも性能的にも球数的にもバランスが良いらしい。

ライカのSummicronなんてのもあるけど、これはオールドレンズでも10万以上(安いのもあるようですが)はしちゃうし、
初心者が手を出すのは早いと思い、却下。

Nikkor 5cm F2との出会い

北村写真機店」はB1のアップル修理階から6Fのライカ,ヴィンテージ階まであり、中古カメラ、レンズは4F。
3Fにはスタバまで入っています。

この日は時間がなかったので、4Fに直行。
次は一日かけてじっくり見たい。
それだけの価値はあると思います。
スタッフも良い感じ(気さくな外国人のスタッフ多し)だったしね。

オールドレンズのケースは一番奥にあり、Nikkor、rokkorも発見。
値段は本当にピンキリ。
とりあえず、近くにいたスタッフに声をかけて話を聞いてみます。

ここはマウントアダプターも豊富に揃っているのですが、何故かrokkorで使用するsonyのEマウントのアダプターはなく、試しができないとか。
ちなみに自分のカメラに付けて試せると聞いていたので、持参していました。
(お店の試す用の機種もα7 IIIだったけど、できれば自分ので試したかった)

となれば、Nikkorに集中。
supert takumarはなかったか、気付かなかったかで見ることは出来ませんでした。

北村写真機店」に限らず、キタムラの中古はAランクを最高に商品の状態がランク分けされています。
やはり、オールドレンズでもAランクは高い。
B、Cでも使用には特に問題はないとのことだったので、ちょっと低めのランクの「Nikkor 5cm F2」を選び、試し撮りさせていただきました。

最初はその場でカメラやレンズなどを撮影していたのですが、外じゃないと分かりにくいと言うと、窓際まで案内してくれました。
案内してくれたお兄さんは外国人で結構気さくな方だったので、MFのやり方とかをレクチャーしてもらい、納得して購入。

結構、購入する前は悩むけど、その場で選ぶ時は早いタイプです。

親切なスタッフのお兄さん

窓際から撮影

購入後、すぐに外で撮影。目の前は紀伊国屋書店でした。

Nikkor 5cm F2の特徴

購入後の電車内でNikkor 5cm F2のことを色々調べてみました。

ニコンの前身、日本光学は第二次世界大戦後、軍需産業から双眼鏡、メガネレンズ、カメラレンズの民需産業へシフト。
ライカ用のレンズを開発し、その中で生まれたのがNikkor 5cm F2だそうです。
最初の誕生はなんと、1946年。
今から74年前に生まれたレンズなのですよ。

ライカ用のレンズの流れでこのNikkor 5cm F2はM39マウント
ソニーはEマウントなので、使用するにはマウントアダプターを使用します。
このマウントアダプターはK&Fコンセプトという中国ブランドが安くて良い?商品を出しています。

Eマウント〜Mマウントは「M39-NEX」を使用します。

 

上から見るとこんな感じ

α7 III〜M39-NEX〜Nikkor 5cm F2

ちなみにECHART(テックアート) LM-EA7というMFのレンズをAFに変える魔法のようなマウントアダプターもあります。
高い。
でも、欲しい。

α7 IIIへの装着感

Nikkor 5cm F2をα7 IIIに装着した感じはアンバランス。
通常のレンズよりもかなり細くて小さいのです。
ただ特別なレンズをいじっている感が大きくて、なんだか楽しいのが率直な感想。
ボディが黒なのにレンズがシルバーというのも特別感あり。
実際、ケースでレンズが並んでいるのを見た時、黒よりもシルバーの方がカッコ良いと思いました。

ピントを合わせるのにはピーキングを使用する

α7 IIIではピントを合わせるためにピントが合った場所が赤くなるピーキング機能を使用します。
ただピーキング機能を使用して大丈夫だと思ってシャッターを押しても、実際に出た写真はピントがずれていたりして、難しい。
オールドレンズの場合、それも味になりますが、思い通りにピントを操りたいです。

Nikkor 5cm F2 作例

ゴースト

オールドレンズの特徴であるフレアとゴースト。
晴れた朝夕に逆光で撮影するとぼやっとしたフレア、虹のようなゴーストが出ます。

それを写真にどうやって組み合わすのかが難しいところですが、とりあえず、初歩的にゴースト出しまくってみました。
今度はポートレイトで使用したい。

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