これだけ長い間サーフィンをしていると、海で人命救助をしたことが何度もあります。
サーフィン中に初心者が岸に戻れなくなり、カレントの説明をしながら一緒に岸に戻ったり、
テトラに打ち上がった初心者を助けたり。
ケースは様々。
サーファーの場合はサーフボードがあるので、まだ助けやすいのですが、
怖いのは海水浴の人を助ける時。
コロナ禍の時、海水浴場が閉鎖されてライフガードもいない夏の海。
最初に子供が大きなイルカみたいな浮き輪に乗って沖に流され、それを助けにいったお父さんも流され、
もう米粒みたいな距離の沖まで救助に行った時は結構やばいかなと思いました。
地元の某プロと数名の若いサーファーの子と救助して
自分はお父さんをなんとか引っ張ってきました。
そして、今週。
お盆前に高校生が流されて3日後に遥か先で見つかったというのに、
大学生らしき団体がライフガードもいない海で遊んでいる最中に流され、
仲間のロング2名とショート2名で救助しました。
確か5名ほど流されていて、自分たちがいなかったら最悪のケースだったかも…。
救助した子に聞いたら、数週間前の事故は知らなかったとか。
団体のサッカー部らしい感じだったので、恐らく近くの宿に泊まっているのだと思いますが、
その宿の人は事故の話をしなかったのだろうか?
その事故を担当した海上保安庁とか消防、警察の方は周辺の宿の人に指導しなかったのだろうか?
足がつく場所でばしゃばしゃ遊ぶのは構わないけど、
この海では5mも沖に出るといきなり深くなる場所があるし、
流れも凄くなる。
あの事故で流された高校生が発見されたのも最初の場所から10〜20km先ですからね。
3日でそんなに流されるんですよ。
海は本当に危険なんです。
助かって良かったけど、その日は少し興奮していて寝つきが悪かったです。
海で起こる事故は未然に防げます。
9月はまだ暑いので海に行く方も多いでしょう。
ライフガードがいない海は危ないです。
先日はありがとう御座いました。お会いした時にその話もう少し聞きたかったのでブログを拝見して状況が良く分かりました。周りの人達と連携しての人命救助は迅速な対応と判断力があったからこそですね。119番や海上保安に連絡してそこに救助を頼んでたら間違いなく間に合わないでしょうね。とても誇らしい事です。話した事があると思いますが3年〜4年前の秋にそこの海岸で自水した人を発見し警察、消防に連絡。4時間拘束され海岸を出たのが21時過ぎ…。色々大変でしたが誰にも発見されず大海原を彷徨わず両親の元に帰せてあげれて良かったなぁと自分自身で讃えていましたが後日、その人のご両親から連絡があって言われた言葉が、いきなり「謝礼はお幾ら払えばいいですか?」です。残念な言葉でした。別に見返りを求めている訳ではないので。まぁ話は長くなりましたが話たい事は山ほどあります。今度は海でゆっくり話が出来たらいいですね~。
この海岸は結構事故が多い方だと思います。外海なので、波が小さくても結構流れがありますからね。普段サーフィンしている場所で最悪のケースが起こるのは本当に悲しいので、できる限りなくしたいです。この記事は結構反響があって、今日も色々な方とお話しして状況を説明しました。9月は休みが多いので、夕方また海でお会いできるかもしれません。その時、またお話ししましょう!