湊かなえ「告白」を2025年夏に見た感想文

2008年、今から17年前に世に出た湊かなえ「告白」

デビュー作にしてベストセラー。
彼女の代表作です。

松たか子主演の映画にもなったので、認知度も高いと思います。

映画は少し見た記憶がありますが、内容はほとんど覚えていませんでした。
小説も然り。

ちょっとしたきっかけで2025年に小説を読んだので感想文。

あらすじ

幼い我が子を事故ではなくクラスの生徒に殺されたと確信した中学校教師・森口悠子。
終業式後のホームルームで生徒にそのことを告白をすることから物語は始まる。
それも殺害した生徒AとBにはエイズ患者である旦那の血を牛乳に混入したので、死を感じながら余生を過ごしなさいという衝撃的な告白をして教壇を降りる。

その後、「級友」「犯人」「犯人の家族」の視点から語りが展開され、事件の全体像と真相が徐々に明らかになる。

感想

奇しくも湊かなえさんは同世代。
映画化された小説も多く、結構見ている方、読んでいる方だと思いますが、
何故か告白だけ抜けていました。

直近では告白の次の作品でもある少女を読み、若い子の残酷さを脳みそに植え付けてからの告白。
今回の生徒AとBは中学生。

湊かなえさんの作品に登場する子どもたちは、いつも残酷で、それでいて脆い。
この作品の生徒AとBも例外ではなく、森口先生の壮絶な復讐によって、心の奥底にある脆さが露呈し、やがて徹底的に破壊されていく。

多分、その過程がこの作品のハイライトかと。

結末は破壊。

2008年はまだスマホが普及する前。
ガラケーの最終局面でした。

「告白」の他にも昔の作品はよく見返すことがありますが、
別にスマホ、ガラケーがある時代関係なく、良い作品は古臭さを感じず、永久だと思います。

SNSで安易に人の心を傷つけがちな現代だからこそ、言葉の重みや復讐の連鎖を描いたこの作品が、より深く胸に刺さりました。

湊かなえさんは他にも名作が多数あるので、読み直したいと思います。

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