もう20年以上前に仕事で重いものを持った時にやってしまった「ギックリ腰」を境に定期的にやってくる腰痛。
ひどい時はサーフィンも出来ないし、日常生活にも影響が出るほどでした。
数年前、腰痛が更に悪化して「坐骨神経痛」と整形系外科で診断され、1ヶ月ほど通院。
それでもやることといえば、牽引やロキソニンを飲むことくらいでどちらかといえば、時が解決したような治療だった。
それからは自分でストレッチ、ヨガなどを調べながら続け、半年後には以前と比べてひどい症状が出なくなってきていた。
でも、常に腰が重いのはあったし、まるで爆弾を抱えているような毎日。
そして、今年5月に続けて海に入り、水温が低かったこともあったのか、再び「坐骨神経痛」に…。
一週間ほど安静と梨状筋を伸ばす軽いストレッチを続けて良くなりましたが、このままだと今年の夏は乗り切れないと思い、以前から気になっていた鵠沼のボンド整骨院に行ってきました。
どうせ見てもらうなら中途半端な先生は嫌だったし、満を持しての決断。
そもそも、連休で鎌倉に行く予定だったので、どうせあっち方面に行くなら駄目元で電話してみようと思ったのがきっかけ。
ここはプロサーファー御用達の整骨院で、大野修聖、松岡慧斗、大橋海人、村上舜、佐藤魁、河村海沙、安土丈、松田詩野なども見ているそう。
それにWSLのイベントでも会場で選手のケアをしているとか。
若いサーファーに関しては腰痛よりもプロとしての身体の調整が主なのかなと思います。
ちなみに雑誌oceansでも紹介され、モデルのマーシーさんも通っているそうです。
https://oceans.tokyo.jp/lifestyle/2017-0423-1/
ボンド整骨院は整骨院と言っても完全予約制の自費のみ。
1時間5,000円
初診は8,000円。
整体みたいな感じなのかな。
この料金で治るなら安いものです。
先生も自分は商売っ気がないと言っていました。
思い立ったのが前日だったものの、気持ち悪いほど丁度良い時間帯の枠が1つだけ空いていた。
本当にラッキーだし、運命を感じました。
場所は鵠沼海岸駅から歩いて約5分。
商店街の外れ辺りです。
ここから現地まではバスと電車。
東京駅までバスで2時間強。
東京駅からJR東海道本線で1時間。
合計3時間の長旅。
ちょっと早めに着いたので、商店街をブラブラした後、鵠沼の海へ。
その話は後で。
ボンド整骨院に着くと先客の女性の方がいたので、ソファで待っていました。
まるで美容室のようなインテリア。
さすが湘南ですよね。
というか、ここが特別なのか。
でも、近くにはカリフォルニア整骨院、ショア整骨院というオシャレな医院もありました…。
ショア整骨院の方はNAKIさんも通っているとのこと。
自分の番が来るとまずは問診表を見てのお話。
問診用には冒頭の通り、ギックリ腰からの経緯を書いてその話をしたのですが、先生曰く、ギックリ腰やサーフィンと今の腰痛は関係ありません。
サーフィンする時間と日常生活の時間を比べると、圧倒的に日常生活の時間が多いでしょ?
だから、原因は日常生活にあると考えるのが正しいのですと。
次に背骨を見られ、曲がっていることを指摘されました。
前向きになると肋骨の高さの違いも指摘。
あとは肩が曲がっている。
つまり身体が歪んでいるのが腰痛の根本的な原因だそうです。
今回はそこを調整してもらい、太ももを強く押されたり、足を揺らされたり、腰をひねったり。
直接腰を揉むようなことは全くなく、歪みを治すことが主。
その他、先生に押されながら足を曲げた時に力が抜けないことを指摘されました。
これは、普段の生活にも結び付くことで、「私生活でも力抜けないでしょ?」と言われ、うなずきました。
確かにそうなんです。
治療自体は30分ほど。
あとは先生に腰痛に対しての考えを教えて頂き、終了。
なんだか呆気ない感じでしたが、腰痛は解消されました。
最初のギックリ腰はただのきっかけで、そもそも腰痛の要素を持っていた。
それがあるきっかけでギックリ腰になっただけ。
その後の腰痛もサーフィンが原因ではない。
そもそも、サーフィンは楽しいものなんだから、腰痛とサーフィンを結び付けるのは止めましょうと。
腰痛は頭も繋がっているから、考え方を変えた方が良い。
大体の人はサーフィンや楽しいことをしている時は腰痛のことを忘れている。
それを上手く利用すれば良いんです。
極端な話、患者さんで「ハワイに行くと腰痛が無くなるんです」という方がいたから、じゃあハワイに住んでください!と答えたほどだそうです。
つまり、腰痛を忘れるように頭の仕組みを変えていけば良いんですよね。
事務仕事と腰痛の関係は、人間は同じ格好をすると固まってしまうから、
ある程度の間隔で格好を変えるとか運動をする。
足を組むのが腰痛に悪いは嘘で、それは同じ格好を続けているからだそうです。
色々まとめてみると…
2.力を抜くことを意識する。
3.長時間同じ格好をしない。
4.サーフィンと腰痛は関係ない。
5.腰痛を忘れるような楽しいことをする。
今回は思い出しながら書いたので、先生の言葉がそのままではありません。
でも、意味は大体同じだと自分は解釈していますので、腰痛の方は参考にしてください。
あと、先生はストレッチは必要ない派らしく、それでもやるなら
イチローがやっている股開きと片足を前に出して太もも前部を伸ばすストレッチがいいのでは?と言っていました。
あれから数日経ちますが、鎌倉で歩いた筋肉痛の他は腰痛なし。
先生に言われたことも意識して生活しています。
先生です。
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