2025年にminiDVを最新のMacに保存する方法

今や旅行やイベント毎などは全てスマホのカメラで十分に撮影できますが、一昔前はビデオカメラ。
ハンディカムが必要でした。

自分も約20年前にソニー ハンディカム DCR-PC9というカメラを購入して
サーフトリップ、娘の運動会、卒業式などに使用していました。

そして、2025年。
昔のものを色々整理していたら、このビデオカメラとテープを発見。
最初はエラーが出て再生できなかったのですが、先日購入したGENTOSのブロワーで風をかけたら、
あら不思議、直ってしまいました。

しかし、結構不安定でテープを入れ替えて再生したらダメ。
またブロワーで風をかけたら戻るみたいな繰り返し。

これはまずいぞ。
せっかく撮影したのに一生見れなくなる可能性があると思い、デジタル化に着手したのです。

2025年問題

ハンディカムで使用していたminiDVは結構少数派だと思います。

しかし、VHSは当時最も普及していたメディアであり、例えばサーフムービーもVHSで出ていたので、
まだ家に保管している方も多いと思います。

自分は自宅にビデオデッキがないし、一生買うことはないだろうなと思い、
数年前に出てきたVHSのサーフムービーを全て譲りました。

今回、調べてから知ったのですが、VHSテープに関しては2025年問題と呼ばれているそうです。
テープの寿命が20〜30年。
再生機器自体も生産中止で手に入りにくくなっているため、映像が見れなくなる問題ということ。

だからこそ、今デジタル化が必要。

2種類の方法

自分の場合はハンディカム DCR-PC9自体に出力がついているので、そこからパソコン(Mac)に繋いで、保存。

それを調べたら最初はi.LINKという当時の方式で繋ぐ方法がヒットしました。
当時のPCに繋ぐ場合は多分簡単なのですが、最新のMacに繋ぐ場合は3つもケーブルが必要。

4pin-6pinのFireWireケーブル、それを変換して更にUSBに変換する。

更に詳細は個人のブログで数個出てくるだけで、確かでもないし、そもそもケーブル自体がメルカリでも高額だったり。
ハードルが高かったのです。

さらに調べるともう一つの方法がヒット。

サンワサプライのビデオキャプチャー「400-MEDI039」を使えば、これだけで最新のMacに繋がる。
早速深掘りしたら、これは個人のブログではほぼなく、サンワサプライの公式に頼るしかない。
しかし、公式だけに信頼があるし、メルカリで少し安く売っていたので、ダメモトで購入しました。

結果、無事再生も保存もできたので人柱的に残しておきます。
多分、2025年にこんなめんどくさいことしている人は自分だけかも…。

 

 

400-MEDI039の接続方法

とはいえ、一筋縄ではいかず、実際に再生できるまで2日間かかりました。

多分、わかる人は説明しなくてもわかるだろうというスタンスの説明書が説明不足でした。

まず、環境はMacがM1のMacbookPro
OSが15.6.1 Sequoia

ハンディカムはDCR-PC9

接続はDCR-PC9の出力黄色にDCR-PC9付属のケーブル→400-MEDI039→MacbookPro。

DCR-PC9の設定は機能→ページ1画面→A/V入力からDV出力に切り替える。

400-MEDI039

カメラ側は黄色い入力に刺す、ケーブルは付属品

ケーブル側はUSB-A、Mac側はUSB-Cですが、ちゃんと変換プラグも付属。写真は元々使用しているAnker製品

400-MEDI039のMac側の設定

Mac側の設定はOSによって違います。

以下、公式サイトを見れば一目瞭然。
https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-MEDI039

自分はOS14〜15だったので、右側のドライバーをダウンロード。
インストールは少し罠があって、機能拡張で許可をする必要があります。

Screenshot

このメッセージが出たら、左上のアップルマーク→システム設定→ログイン項目と機能拡張→カメラ機能拡張→Capture Driver.appの右側をオン→完了
戻ってドライバ機能拡張→Capture Driver.appの右側をオン→完了

この二つをオンにして再度インストールすると許可されます。

接続してからの映像はOS13までダウンロードできるソフト。
14以降はQuickTimePlayerを使用します。

これがちょい分かりにくい。
というか、説明書がミスしていて、QuickTimePlayerを起動してから
ファイル→新規ムービー収録が正解。

説明書ではファイル→新規画面収録になっています。

立ち上がった画面、最初は自分の場合はフェイスタイムみたいに自撮りアングルでした。
その画面のこの部分をチェックすると画面がビデオカメラ側で再生している映像に切り替わります。

真ん中の赤を押せば録画スタート。
終わったら再度押して終了。

QuickTimePlayerはmp4 書き出しも可能なので、あとは編集ソフトなどで編集も可能です。
画質が昔のレベルなので荒いですが、それは仕方ないし、小さい画面なら結構見れます。

今、モルジブの映像を見ていますが、綺麗に撮れていますね。
時間ある時に編集しようと思ったら、すでにテープの後半に編集して音楽まで入ったバージョンが入っていました。

どうやって編集したんだろう?と全く記憶がないのですが、当時から同じようなことをやっていたんだなと笑ってしまいました。

このビデオキャプチャーは、ビデオカメラだけではなく、ビデオデッキでもデジタル化可能。
ぜひ、参考にしてトライしてみてください。

 


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